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市販の風邪薬(アセトアミノフェン)

こんばんは。獣医師の田中利幸です。

是非知っておいてほしいことがあります。

それは、犬猫にヒト用の市販の風邪薬を与えないでほしいということです。まれに風邪引いていそうだからと、風邪薬を与えたり、知り合いに薬を処方してもらったり、という患者さんが来ます。

ヒト用の風邪薬にはアセトアミノフェンという薬が入っています。これは犬猫には有毒です。特に猫は少ない用量で中毒を起こします。

動物にもヒト用の薬が使われることもありますが、その薬剤がその動物に対して良い効果があるとわかっているものを使います。また同じ薬でも、犬と猫では用量が違ったりすることも多々あります。

動物も長生きするようになって、ヒトと同じような病気になるようになりました。検査や治療もある程度、ヒト医療に似たようなことをするようになっています。

それでも、ヒトと犬猫は動物種が違うので、ヒトでは代謝できる薬は猫では代謝できないとか、ヒトと動物では解剖学的な構造が違うとか、ちょっと調べただけでは分からないような細かな違いはあります。
また、犬では多い癌でも、猫ではほとんど発生しないとか。

たしか学生中、「獣医学は比較生物学だ」と言っていた先生もいたと記憶しています。

そういった動物間での違いを分かっていないと、ヒトの治療を動物にそのまま外挿するのは危険と思います。


話は戻りますが、市販の風邪薬は動物には危険な薬が入っているので、あげないようにしましょう。


また、盗み食いする子もいるので、食べられないところに薬は置いておいてください。

いままで風邪薬を飲んで来院した子は、ほぼ全員中毒で亡くなっています。

与えなければ防げるのが中毒なので、是非知っておいてください。


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鼻水が止まらない・・

こんばんは。獣医師の田中利幸です。

鼻水が出てきたとき、皆さんは原因として、何を考えるでしょうか?

まずは風邪をひいたかなあ?と思うと思います。

大体はそうなのですが、中には風邪の治療をしても中々治らない鼻水もあります。

そういう場合、鼻水は黄色や緑色と色がついていたり、鼻血が出たりしています。特に片方の鼻から出ているのは異常です。

中々治らない場合、鼻の中にができていたり、が原因であることが多いです。

が原因の場合、根部(の根っこ)が膿んでいて、それが、鼻の中と繋がっていることが原因です。これはプローブを使ったり、レントゲンを撮ったりすると分かります。

の場合、顔の変形があればわかりますが、そこまでいっていない場合、CTやMRI、病理検査で診断していきます。の完治には早期発見が重要です。

が大きくなってからわかるのは獣医をやっていたら当たり前で、いかに早い段階で診断していけるかが重要だと思います。それには、早い段階で怪しいと疑えるような豊富な臨床経験が必要と思います。思い返せば、本には載っていないようなを疑えるような特徴的な前兆が出ていることがあります。

もし、鼻水が中々治らない場合、風邪以外の病気も隠れている事が多いので、特に高齢の場合は、ご注意ください。僕も早期発見を心掛けて、日々診療に励みたいと思います。

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大阪にある動物病院、堀江動物医療センターのブログです。

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