こんにちは。
獣医師の田中です

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椎間板ヘルニアは、薬や
鍼だけで治るのか??
インターネットや友達からの話では、治ったていうことを聞いたこともあると思います。
実際はどうなのか・・、結論はわからないです。
鍼適応症例がはっきりすれば、効くのではないかと思いますが、現段階では、どの状況が適応なのか分かっていないので、麻痺がある状態でのいきなりの
鍼治療はお勧めできないと思います。
というのも、
椎間板ヘルニアはどんな治療をしても麻痺が治りにくい
犬種もいます。
また、症状が痛みだけでも、
CTや
MRIを撮れば、大量の椎間板物質が出ていることもあります。
逆に、椎間板物質は全然でていないのに、膀胱麻痺まで至るような完全麻痺があったりします。
脊髄軟化症も椎間板物質の出ている量に関係なく起こってきます


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鍼治療が、それ以外の治療をした症例群と比較して、有効であったデータは探したところ見つけられませんでした。
鍼治療単独で治ったとしても、治っていない症例は表に出ていないだけで、治ってないほうが多いのかもしれません。当然、これを証明することもできないので、結局、
鍼が効果あるか、「わからない。」という結論に至ります。
これらのことを考えると、麻痺がおこった状態で、いきなり
鍼治療だけ、または薬と併用で様子を見ることはお勧めできないと思います。
獣医としては、エビデンスのある、より治療効果があると思われるものをお勧めすることになります。
椎間板ヘルニアの神経へのダメージは長引けば長引く程、回復しなくなります。
実際、他院で麻痺がある状態で様子を見ていて、検査すると軟化症になっていた子もいますし、もうちょっと早く
手術していたら・・、という子もいます。
そのため、当院では状態把握と必要であれば速やかな
手術や
PLDDのため、麻痺がある状態では
CT,
MRI検査をお勧めしています。もし
手術が必要であれば、
手術中も透視や
CTを撮り、椎間板物質の位置確認や完全摘出の確認をしながら、確実な
手術を行っています。また、
手術と同時に
PLDDを併用して、再発予防も行っています。
また、当院ではどんなに
CT,
MRI、
手術の予約が入っていても、お待たせすることなく、検査をできるよう、人員を配置していますので、
CT,
MRIが必要であれば、一度ご相談ください。